初対面の人とのコミュニケーション方法―人が怖い―
概要この本ではコミュニケーション能力を「直接な人間関係において人間関係をスムーズに築くことができ、また仕事の上では自分の考えを持ち、これを正しく伝える能力」と定義づけている。
筆者は、対人恐怖症だった過去があり長い間コミュニケーションに悩んでいた。そのため全体的に実践的な内容が多く実用的である。
筆者は、対人恐怖症だった過去があり長い間コミュニケーションに悩んでいた。そのため全体的に実践的な内容が多く実用的である。
もくじ
・ポジティブシンキングを獲得する方法
・初対面の人と何を話せばいい?~話題に困らないために
・相手に好意を持たれる質問術
・5W1H質問法
・4つの「オウム返し法」でさらに会話力アップ
・会話の輪の中にうまく入るには
・感情表現力を高める
・仕事で必要なコミュニケーション能力
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ポジティブシンキングを獲得する方法
「自己開示」はコミュニケーションをする上での重要な要素あり、そのためにはポジティブシンキングが必要らしい。具体的な方法は以下の通り。
1、ネガティブな悩みの書き出し
2、ポジティブな側面の言語による書き出し
3、ポジティブな側面の非言語によるイメージ
3-1 リラックスする
3-2 行動している自分を想像する
3-3 成果を得ている自分を想像する
初対面の人と何を話せばいい?~話題に困らないために
①あいさつ
②名前を名乗る、名前を聞く
③天気の話(変わった天気のときのみ)
④住んでいるところの話題
相手がおとなしい人だと質問が返ってこない場合がある。このときは自分から自己開示をする。
そして、相手の自己開示と自分の自己開示はバランスを保って、同等であるように心掛ける。
STEP1
初対面からの話題選択法の最後は住所の話題で完結する。
住所の話題は実にいろいろな話題へと展開が可能。具体的には住所に関連した以下の話題につなげる。
①ご当地話
②旅行の話
③食べ物関連の話
具体的な質問の一例は以下のようになる。
○○さんの住んでいらっしゃるところで、面白い場所はありますか?
○○さんは旅行が好きですか?
○○さんはどの町によく行きますか? おいしいお店とかご存知ですか?
STEP2
ここまではある程度パターン化できるがこれからは話の流れをパターン化するのが難しい。
だが以下のような話に派生することが多い。
④スポーツの話題
⑤趣味の話
⑥音楽の話題
⑦本の話題
⑧身につけているものの話題
⑨目に見えるものの話題
身につけているものの話題には、ほぼはずれがない。誰でも好き好んで自分が嫌いな洋服や小物を身に着けて歩かないからだ。
それを褒めて興味を持って質問してあげると、相手が好きなものに興味を持っていることを示すことになり、相手は好感を持ってくれる。
目に見えるものの話題は今視界に入っている全てのものを指す。二人の前に変わった帽子を被っている人がいたら。
「あの人は普段何をやっているんだろうね。どう思う?」
「あんな帽子はどこで売っているんだろうね?」
「世の中変わった人がたくさんいるね。○○さんの周りにも面白い人がいますか?」
と質問してあげると良いでしょう。話題に困ったらとりあえずは目に見えるものの話題を振ってみる。
STEP3
ある程度お互いの自己開示が進んだらいよいよ核心部分に入る。ある程度距離を測りながら、相手のペースに合わせて話題を振っていく。
⑩仕事の話
⑪家族・友人の話
⑫恋愛の話題、夫婦の話題
⑬価値観に関わる話(人生哲学、夢、好きな言葉等)
⑭悩みの相談
仕事の話はビジネスシーンであれば自己開示が進んでいなくても問題ない。しかし、プライベートであれば、話題としては少し後に持ってきた方が無難。
原則的に相手の仕事を全肯定すること。相手の仕事を否定することは相手の存在を否定することと同じ。相手の仕事の良い面をどんどん見つけて、肯定するように心がける。
相手が悩みを打ち明けてくれたら自己開示してくれたことに感謝し、その心に共感する。
相手に好意を持たれる質問術
気持ちを表す形容詞を使い相手の感情を引き出す。
例えば「楽しい」という形容詞が挙げられる。この「楽しい」という形容詞を使うと、実に簡単に相手の感情を引き出すことができる。
具体的には
「今年何か楽しいことはありましたか?」
「そのスポーツはどんなところが楽しいですか?」
「○○さんは、お仕事のどの辺を楽しいと思っていますか?」
「その旅行先で楽しかったところはどこですか?」
このような質問をすると相手は楽しい気持ちが表に出ている状態になる。そうなったら相手の気持ちを想像し、共感する。
ここで重要なのは演技で、楽しいとはいってはいけない。心から楽しいと思わなければいけない。演技だとすぐに相手に伝わってしまうからだ。
プラスの形容詞8つ
・楽しい
・嬉しい
・充実している
・おいしい
・好き
・気に入っている
・面白い
・感動した
・嬉しい
・充実している
・おいしい
・好き
・気に入っている
・面白い
・感動した
5W1H質問法
「最近コミュニケーション講座に通い始めました」と発言したとする。
そうすればコミュニケーション講座という単語に反応し、5W1Hに関する質問を投げ返す。
when
「そうなのですか! いつ頃から通い始めているのですか?」
「そうなのですか! 興味あるなあ。何時間ぐらいの講座ですか?」
where
「行ってみたいなあ。教室はどこにあるのですか?」
who
「面白そうですね。先生はどんな方ですか?」
「へえ~楽しそう! 友達はできましたか?」
what
「へえ~興味深いなあ。講義の内容はどんなものがありますか?」
「そうなのですね! 何か変化はありましたか?」
why
「私も興味あるかも! どうして通おうと思ったのですか?」
「へえ~そうなのですか。何かきっかけみたいなものはあったのですか?」
how
「今、はやっていますよね。講座自体はどのように進んでいくのでしょうか?」
しかし矢継ぎ早に質問をすることはすすめない。詰問調になってしまい、取り調べを受けているような感覚を相手にあたえてしまうからだ。
4つの「オウム返し法」でさらに会話力アップ
①基本のオウム返し
相手の言葉をそのまま返す。「へ~○○ですか!」
②肯定のオウム返し
肯定の言葉を付け加える。「へ~○○ですか! うらやましいですね」
③要約のオウム返し
相手の言葉が長い場合にある程度まとめて伝え返す方法
④ワンポイントプラスオウム返し
「昨日社員旅行に行ったのですよ」と言ったら
「社員旅行に行かれたのですね! 伊豆といえば温泉ですよね」
「社員旅行に行かれたのですね! 社員旅行といえば、宴会ですよね」
と情報をプラスして会話を膨らませていく方法。
話が途切れてきたら相手に質問された内容をそのまま返す。
相手から受けた質問は会話を2倍ふくらますチャンス。
会話の輪の中にうまく入るには
会話の中で主導権を握っている人に質問を繰り返しすることで、自然とその輪の中に入っていく方法。具体的には「好意をもたれる質問」や「5W1H質問」を使って連続して質問をしていく。
感情表現力を高める
感情表現力が低くければ相手は共感してくれなかったと感じます。
そのためには笑顔や身振り手振りを交えて感情を表現するようにしましょう。
そのためには笑顔や身振り手振りを交えて感情を表現するようにしましょう。
仕事で必要なコミュニケーション能力
①人間関係を築く能力
②聞き取りやすい話し方
たとえ論理力などがあっても滑舌が悪くどもっていてはだめ。
ボイスレコーダーなどを使う自分の発音をチェックし問題があるならば改善する必要がある。
③情報を正確に伝える論理力
④保持する情報量
⑤情報を創る能力
②聞き取りやすい話し方
たとえ論理力などがあっても滑舌が悪くどもっていてはだめ。
ボイスレコーダーなどを使う自分の発音をチェックし問題があるならば改善する必要がある。
③情報を正確に伝える論理力
④保持する情報量
⑤情報を創る能力
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